【非エンジニア独学】応用情報技術者試験合格法

【非エンジニア独学】

IPA応用情報技術者合格法

非エンジニアですが独学でIPA応用情報技術者試験に合格することができました。特にプライベートを犠牲にすることなく主に通勤時間での勉強ですすめました。振り返ると取ろうと思ってから2年間始めた時期を忘れてしまうくらい時間が経っていましたが、受験勉強と違って追いつめられることもなく楽しく学ぶことができました。ITにかかわる仕事をしているのであれば実務にも生かせると思いますし、非エンジニアである僕は特に、他者に対しても一定の知識をもっていることを伝えられるので取得してよかったと感じています。

合格点は6割の得点です。

午前はけっこうギリギリでした。

合格すると証明書が送られてきます。

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応用情報技術者試験とは

応用情報技術者試験は経済産業省のIT政策実施機関であるIPA(情報処理推進機構)によって行われている国家資格です。実務での情報技術活用能力を評価することを目的としおり、情報セキュリティ、プログラミング、ネットワーク、システム構築など、幅広い分野にわたる知識とスキルを問う問題で構成されています。経済産業省が定める共通キャリア・スキルフレームワークではスキルレベル3で評価されており偏差値は61~65(社会保険労務士や通訳案内士などと同等)とのことです。SEをはじめとするIT技術者などが基本情報技術者試験(偏差値49)の次に挑戦する資格試験の位置づけとなっています。

試験区分一覧 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理推進機構(IPA)の「試験区分一覧」に関する情報です。

素地の知識

文系中堅大学卒、氷河期世代、学生時代にはITの勉強はしていませんでした。10年ほど前にITパスポートをとりました(今より簡単だった気がします)。マーケティングの仕事をしているため、実務でITツールを使用していますが、エンジニアではありません。ITについて苦手意識はあまりありませんでしたが、試験勉強をするまではエンジニアの人などの言っていることがよくわからないため、打ち合わせでは困るレベルでした。

試験の範囲

試験はITにかかわる幅広い情報技術分野に関する内容をカバーしています。

2023年現在では、試験は、午前150分80問(4択形式)、午後150分11問から5問選択。

午後は情報セキュリティ、経営戦略、プログラミング、システムアーキテクチャ、ネットワーク、データベース、組み込みシステム開発、情報システム開発、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査、から選択。

テスト結果からもわかるように僕は午前の問題のほうが苦戦しました。というのもテクノロジ系と呼ばれるSEならあたりまえだが、ゼロから学ぶなら時間を要する問題たちを(実務でも使わないし)ほぼ捨てて望むことになったからです。午前の勉強をゆっくり時間をかけて進めていきましたが、結果ここの積み重ねが実務の血肉になっているとは思っています。

合格までにかかった時間

約2年間です。一般的な人よりも資格取得までの期間は長いと思います。毎日の通勤移動時間(朝の電車移動30分間)をつかって、スマホのゲームをやるような感覚で進めていました。かけた時間は30分かける500日×0.8(さぼった日もある)=約200H程度だったと思います(後述しますが、同じ時間内で同じくIPA情報セキュリティマネジメント試験を合格しています)。

試験対策

他の人も言っていますが総じて過去問に慣れることです(というか過去問とWEBの検索しかやっていません)。具体的には午前は有名な過去問を掲載しているサイト(過去問で検索すると出てくるサイト)が超優秀なのでこちらの問題をひたすら解く。移動中や隙間時間でスマホで解く。はじめのうちは特に問題文を理解するもの単語がわからないので、そちらはWEBで検索する。また4択形式なので、他の選択肢の意味がわからないものもWEBで検索する(ほかの選択肢は別の問題の答えとなるケースが大)。※わからない単語をなくしていくのが、試験でも実務でも力をつけるのに重要だと思います。

わからない単語は、スマホを使ってnotionに記録していました。

午後は11問から5問を選択です。実務をもとにしたケーススタディ形式の問題です。個人的にはとても楽しく学ぶことができました。本番は紙面、記述式の試験であることや、ページをいったりきたいりして問題を解く必要があるため、こちらはWEBサイトだけでは対応が難しいので過去問を購入するほうが良いと思います(これは必須と思います)

非エンジニアの場合「プログラミング、システムアーキテクチャ、データベース、情報システム開発」は選びにくいと思います。なので残ったのは7問しかありません。それぞれの問題のレベルは年度ごとに大きくことなるので、この7問(情報セキュリティは必須)は当日に問題をみて選択できるようにしておくと良いです。とはいっても個人的な感想では先に述べた方法で午前問題の単語の意味を理解できるようになっていれば、午後問題は過去問を各門3~4問くらい解けば合格点くらいまではいけるのではないかと思っています。午前と午後は力をつけるのに相乗効果があります。午前の過去問がある程度解けるようになったころには午後も解けるようになっていました。

非エンジニアなら、情報セキュリティ試験を先に受けるのはおすすめです。僕は2年間で3回落ちています。ほとんど勉強をしていない状態でまず1回目を受けて、半年後にまた落ちました。この時点で1か月くらいの勉強で情報セキュリティマネジメント試験を合格できました。

応用情報は言ってもそれなりの難易度があるのでいきなり合格はよほど気合いれるか、試験が得意な人でないと難しいのではないかと思います。情報セキュリティの範囲は応用情報の一部てあり、難易度もそこまで高くありません。情報セキュリティを合格することで、この分野には自信がつきまいしたし、自分のモチベーションコントロールからみても良かったと思っています。情報セキュリティは実務でも重要なのでしっかり学んでおいて損はありません。

まとめ

応用情報技術者試験は、範囲の幅がとても広いため、広い知識を得ることができ、ITにかかわる打ち合わせが非常にスムーズに進められるようになりました。特にネットワークやデータベースなどは、試験勉強を始めるまでは打ち合わせ時にあまりにもわからないので、あきらめざるを得ないシーンがありましたが(ベンダや社内の他の人に任せる→結果、課題問題をはき違えてプロジェクトが失敗しやすい)、網羅的に学んでいく中でそのようなことはなくなりました。またほかの人も言っていましたが、社会人経験のある非エンジニアにとっては、基本情報よりも応用情報を狙った方が勉強時間も少なく、意味のある学びになると思いますのでこちらをおすすめします。

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コメント

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